
こんにちは😊
菊陽町津久礼にある児童発達支援事業所COCHIプラスです🍀
今回は作業療法士(OT)の取り組みについてご紹介したいと思います。

🟥OTとはどんな仕事?
OTとは手先が不器用、身体の使い方がぎこちない、集団生活が難しいなど発達の遅れや偏りのあるお子さまに対して、専門的な視点を持って関わり、安心して遊びや学習や生活をしていけるようにお手伝いをする仕事です。
コチプラスの子どもたちにも、手先の不器用さを抱えている子どもたちが多くいます。スプーンや箸など食事で使う道具の操作、クレヨンや鉛筆などの運筆操作、制作でのハサミの操作、着替えでのボタンやチャックの操作などで、手先の動きが問題になってきます。これらの場面においてOTの視点を持って関わり、支援を行っています。
🟥OTはどんなところをみているの?(OTの視点)
まずは課題に取り組む際に、①どのような姿勢で行っているのか、②どのように手先を使っているのか、③どのように視線を動かしているのかを観察します。これらの観察から、手指や認知の発達段階、覚醒や感覚機能の状態を見ます。それに加えて子どもの特性や使用する道具の特徴などを合わせて考え、難しさの原因を探っています。
🟥OTはどんな工夫をしているの?(OTの支援)
①姿勢が保てない場合には、自分の身体の傾きや力の入れ方が分かるような全身運動を活動に取り入れたり、椅子や机、部屋などの環境を整えるなどの工夫をしています。
②手指の発達を促したい場合には、その子の発達段階や機能に合わせて、肩・肘・手首で支える活動、親指と他の指を合わせる活動、指先でつまむ活動、両手を協調して行う活動、手先で触って識別する活動などを提供しています。
③眼の動きや視覚認知機能を育てたい場合には、動くものを目で追うような活動や模倣課題・間違い探しなどを取り入れたりしています。
④また、子どもの機能に合わせて、道具の工夫を行っています。
何よりも子どもたちが興味を持って楽しく取り組めるような工夫ができるよう、他の職員と相談しながら支援するようにしています。
また、ご家庭や園など他の場所でも共通して行えるよう、情報共有を大切にしています。
🟥道具や支援内容のご紹介



🔸指を置く位置をシールで提示 🔸ハサミの向きをシールやキャップで提示

🔸ハサミの穴を小さくして指にフィットさせ、指の動きが伝わりやすいようにしています。

🔸小指側の固定が弱い場合には、小指にポンポンを握らせて3本指が動かしやすくなるように促しています。

🔸子どもの特徴に合わせて、いろいろな種類のお箸やスプーンを用意しています。

🔸箸の練習に使う材料も可愛い消しゴム四角のシンプルな消しゴムなどや子どもの機能や興味に合わせて用意しています。

これからも、子どもたちの「できた!!」が増えるよう、楽しく取り組める工夫をしていきたいと思います😊

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