
こんにちは!菊陽町津久礼にある児童発達支援事業所COCHIプラスです。
秋の気配がますます深まるこの頃。
COCHIプラスでは、秋ならではの自然や行事を楽しんでいます☺
毎日、子どもたちの元気な笑い声が響いていますよ🎵
昼夜の気温差がある季節でもあるので、健康面には十分気をつけていきたいと思います。
さて、COCHIプラスでは、10月7日に放課後等デイサービスCOCHIの職員と合同で『救命救急法』の研修を行いました。
ファシリテーターはCOCHIプラスの看護師です🍀
まずは、なぜ『救命救急法』の習得が必要なのか?
近頃では大学や自動車教習所などでも、一時救命処置法の講習が広く行われていますので、職員の中でも初めての人は一人もいませんでした。
しかし、「なんとなく手順は覚えている気がする」では実際の現場で活かせず、命を守ることはできません💦
長年、救急病院で勤務してきましたが、救命病棟やICU「集中治療室」などでは、医師や看護師は、「BLS(一時救命処置)」や「ACLS(二次救命処置)」を定期的に受講・訓練しています。なぜなら、急変時はどんな人でも焦ります💦周りもパニックになります💦
しかし、定期的に訓練を行っていると、これからの流れがわかり、自然に体が動き始め有効的な心肺蘇生法が実施できます!

今回の研修では、当事業所が児童福祉施設ということで『小児救命救急法』に焦点をあて、行っていきます。
はじめに心肺蘇生訓練人形(小児用)とAEDトレーニング機を用いて、一時救命処置(心肺蘇生法とAED操作)の技術の確認をしていきました。
発見者・119番通報・記録係・心肺蘇生実施者・AED担当・他児童を誘導する職員など、実際の急変時をイメージしながら、どんなふうに動かねばならないか、どんな役割の職員が必要かを話し合っていきました。子どもたちの誘導、保護者への連絡・救急隊の到着時の誘導、引継ぎの準備など実際の現場では一時救命処置を行いながら、その他にも様々な動きが必要となり、それは同時進行で進んでいくのだということを学ぶことができました。


また、小児では呼吸停止→心停止になる頻度が高く、AEDが必要となる心電図波形(VF/VT)の発生頻度は成人と比べると低いため(欧米での統計でも10%未満)小児を救命するためには、心臓マッサージと人工呼吸(30:2)を強く・早く・絶え間なく行っていくことが最重要です!(AEDを装着することは、問題ありません。)
人工呼吸に関しては、お互いの感染防止の面からも、事業所では職員全員が人工呼吸用の「フェイスシールド」を常に持ち歩けるよう、準備をしています☺
シミュレーション後は、具体的な質問も多く挙がり、それを職員全員で共有していくことができました。また、研修後も休み時間などにも職員同士で話している姿が多くみられ、意識の向上に繋げることができました。今後も課題や気づき、普段の安全な環境更生、リスク予防に活かしていけるといいです。


COCHI・COCHIプラスでは医療的ケアを必要とされる児童の受け入れを行っていることもあり、他所より急変のリスクやAEDを必要とする可能性は高いことが予測されます。
このような事は起きないように願うばかりですが、「避難訓練」や「防災訓練」と同様に、繰り返し「救命救急法」の訓練を行っていくことで、急変時には医療者や救急救命士、保護者の方々と連携していけるような体制を整えていきます。
COCHI・COCHIプラスでは今後も専門的な知識や技術の維持と向上を目指し、研修会を行っていきたいと思います🎵

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